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容疑者Xの献身 感想 石神 湯川の違いは?

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容疑者Xの献身 感想 石神


「容疑者Xの献身」が凄いのは

あの鮮やかなトリックだろう。


今までにないの無いトリックであることはもちろん、

真相が明かされるまで、何がトリックなのか分からないこと

トリックのためのトリックではない点など、

評価するべき点は多い。


石神の「深い愛情」も注目点ですね。

『とある飛行士の追憶』と同じように

天秤の一方に重いものを乗せることで、

もう一方の想いの強さを示す技法がうまく使われてます。。
 


この映画で、湯川は

「人間にとって重要なのは他者との関係性」であると言っている。


それは事実から真理を導くという帰納法的スタイルになる。


 
一方、石神は、その真逆の演繹法的研究スタイルをとっている。

だから大事なのは自分の頭の中だ。


だから、石神は自分が社会の歯車から外れても何にも困らない

と思い、あのようなことをしたのでしょう。

 
湯川派からしたら、湯川は友人思いであり、ラストはハッピーエンドになる。

一方、石神派からしたら、湯川は傲慢な思想の押し付けであり、ひどい終わり方に映る。


湯川があのような行動を取ったのは

石神の思想を否定したかったからではないだろうか。


動機はどうあれ、二人を見てると

湯川が一方的に石神を否定しようとしているので

湯川が傲慢に見える。


ただし、両者の思想がガチンコした場合、

たぶん勝つのは湯川的思想でだって言ってますね。


石神は自分一人で闘っているけど、

湯川は他者を上手く使えるからです。


人間、誰しも一人では生きていけません。

あなたが困ったときに力になってくれる人は誰ですか?




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